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Kawasaki ZEPHRY1100-A1 などで戯れております。
1か月以上前から準備していたんですがね。
なかなか重い腰が上がらず。。。

新年一発目の大仕事です。


財政逼迫の折り、ネットでお安く。
F:ダンロップ D609 120/70ZR17 M/C (58W) ¥3,788
R:ブリヂストン BATTLE WING BW-502 160/60ZR17 M/C (69W)  ¥9,395
フロント用のD609はゲロ安だったのでダメ元で購入したのですが、
製造年月2017年の32週(7月か8月)、1年5か月前の製品ということですね。
まぁ許容範囲です。今のより新しければOKというスタンスです(笑)。
リアは、2018年の14週(4月頃)ということで半年前の製品です。

ちなみに現在履いているタイヤは
ダンロップ SPORTMAX D221でF:2010/26(6月頃)、R:2010/25で、もう8年前のものです。
フロントは一度ホイールごと交換などしましたが結局タイヤを元に戻したので
新車納車時から今まで一切交換無しという酷い有様だったわけですね。

なのでフロントに至っては

このようにひび割れ。去年の車検時よりさらに進んでいる感じ。
流石に危険な匂いがプンプンしますし、最近乗り方が下手くそになっているので
ツルツルタイヤは怖いので交換です。

リヤ、溝はまだありますが、、、ま古いので。


交換にあたってはいつもお世話になってるMCタイヤランドさん
(店名変わってモトローラー横浜 )にお願いしようと思ってたんですが
前後ホイール持ち込み交換で約¥9,000とのこと。(廃タイヤ代込み)
(一般的に言ってこれ、すごく良心的な値段ですけどね)

前後同時に持って行くには、当然前後同時にホイール外さなくちゃならないわけで
(片輪づつだと車で30分のところ2往復せねばなりませんゆえ、1発で済ます必要あり)
ジャッキが無い私は色々思考を巡らせていたのですが、いろいろ検討した結果
ジャッキを前後2台購入する以外に前後ホイール抜いた状態で車体を維持するうまい方法が
見出だせず。

脱着費用が加算されてもしょうがないかと

こんな感じで自走していく方法まで考えました。(特製タイヤ用木製キャリアも試作済み)
がしかし、せっかくネットでタイヤを安く購入したのに、作業費で1万円の
出費は痛いですよね~。

じゃ自前で交換か、となるとチューブタイヤならKDXやカブで交換の経験はありますが
チューブレスは未経験だし、そもそも可能なのか?
というわけで早速Google先生にいろいろ聞いてみたところ
「可能です。難関はビード上げです。」とのこと。

さらに情報収集するも、手持ちの工具などでできるかかなり不安だっため
なかなか作業開始に至らなかったのです。

踏ん切りがついたのは、行きつけのGスタンドでE46洗車したとき、ダメ元で
「もしビードが上がらなかったら、持ってくるからコンプレッサーで
やってもらえる?」と聞いたところ「いいですよ」と言ってくれたこと。
さらに、廃タイヤも引き取ってくれるとのことで、んじゃ、自前でできなかったら
ここへ持ってくればいいか、やってみっかなとなったわけです。

で、正月明けの本日、気温も昨日よりも5度も高いという絶好の作業日和。
正月ボケの頭と体に鞭打って作業開始です。

まずは、フロントアクスルのゆるみ止めとフロントアクスルを緩め、

今回新規導入した、鋼製束(1本で足りた。。)でフロントアップし、ホイールを外す。
ここで例によって横着したため早速作業に支障が。。。。
【教訓】:キャリパーは外しとかないとホイール抜けませんよ~!


ビードワックスも持ってますが、ネット動画でこいつがワックスより使いやすいという
情報を見つけ、余ってたノータッチを使ってみます。

エアバルブに丁度よさげな6角レンチのビットを押さえつけて空気を完全に抜きます。
ネット情報では「虫を抜く」と書いてありますが、生憎私は虫外し用のドライバーなど
持ってませんし、バルブを交換する必要が無ければ、虫は抜かなくても大丈夫です。
空気が抜けたら、リムに近いタイヤのサイドウォール部分を指で押していきます。
これは密着しているはずのリムとビード側面部を少しでも剥がし、ノータッチを
ホイールとタイヤの隙間に入りやすくするためです。ペりぺりとノリが剥がれるような
音がしました。
が、リヤ作業時は割愛しても問題なかったので不要な作業かと(笑)。

こんな感じでホイールとタイヤの接着面にノータッチをスプレー。


そしてこれも今回新規導入のリムガード。カブとは違うのだよ、というわけで
追加購入(笑)。これとタイヤレバーを使って古いタイヤを外していきます。


別な情報スジから、ビードは上げるより落とすほうが大変だよと聞いてました。
確かに最初は思うように行かず苦労しましたがコツをつかんだら、意外と簡単です。
もちろん私は初めてだったのでコツをつかむまでがえれぇ時間かかりましたよ。はい。
次回作業時(ないかもしんないけど)のために簡単に説明すると、
1)ノータッチをホイールとタイヤの接着面に塗り、泡が液体状になるまで待つ。
2)まずは、両側のビードをホイール中央に落とす。
  タイヤレバーを2本、上向きにホイールとタイヤの間に突っ込みタイヤを押し下げる。
  押し下げた状態で3本目を下向きで、2本のレバーの間に突っ込み、ビードの端をとらえ
  手前に引っ張る。するとにゅるっとビードが落ちる。
  あとは手で押しても落ちてくれる。
  反対側も同様に作業して、両側のビードを落とす。
3)片側のビードをホイールの外側に引っ張り出す。
  この時、引っ張り上げる方の対角にあたる部分はしっかりとビードを落とし、
  なるべくホイールの中心部(一番径が小さいところ)に移動して行うと吉。
  上の写真がちょうど引っ張り出しているところ。
4)片側が全部ホイールの外に出たら、反対側を今出した側と同じリムの外に出して
  タイヤを外す。

ネット情報で、両側のビードをホイールの外に出してから(つまりホイールがタイヤの中に
入る感じ)のほうがホイールは外れやすい、というのを見つけその通りやったらはまりました(笑)。

ホイールをタイヤの中に落とした後、どうすりゃ外れるんだといろいろやって
疲れて放置した図 ↑。
オフロードやカブは、確かにタイヤの中に落としてホイールを手で引っこ抜くことが
できたなぁと思いだしたり。でもこいつはそんなんじゃびくともしませんでした。

というわけで、せっかく出した片側のビードを再びホイールの中に入れて、
同じ方向に出す作戦に変更し、この難局を乗り越えたのでした。
【教訓】:ホイールをタイヤの中に落とすな。時間かかりまっせ!


5)反対側のビードを引き出すときは、上図のように引き出す側のビードの内側に
  再度ノータッチを塗布する。
  これやらないと、意外と引き抜きがうまくいかない。



はい、やっと外れました。試行錯誤しながら休み休みやったとはいえ、1時間20分も
かかってしまいました。疲労困憊です。
しかも、必殺リムガードを駆使したにもかかわらず

リム内側にはこのように痕が付きます。なぜならここまでリムガードが届かないからです。
まぁ見えないところだし、このぐらいならエア抜けなどの大勢に影響は無いでしょう。
でも、これは

しくじりです。。。。。。。。。。。(泣)



新タイヤはめ込み終了~。いきなり終わってますが、疲労困憊のため途中写真省略。
しかし、はめるのはそれほど大変ではありませんでした。
1)新しいタイヤの、ビード部分にノータッチ塗布。
2)ホイールを新タイヤに斜めに挿入し、半分だけリムをタイヤに入れる。
3)残り部分をレバーを使って入れていき、片側終了。
4)反対側は、外周の半分まで入ったら、入った方のビードをなるべくホイールの中心
  (内径が最小になる部分)に入れてから作業を行う。
  それにしても、最後の1/4程度が、なかなかしびれる。
  ホイールの中心側から、タイヤ(まだホイールに入っていないので上にある)と
  ホイールの間にレバーを突っ込み、ホイールに引っかかるようにレバーを下側にして
  ホイールの外側に向けてテコの原理でレバーを起こしてタイヤを入れていく。
  残り1/4ぐらいになると、タイヤとホイールの隙間がキツキツで、
  ホイールに傷付けないようにレバーを突っ込むのがなかなか難しくなる。
  焦らず少しずつ入れていき、最後はレバー上下が逆でもOK。
  (上向きに突っ込んでからレバー自体を180°回転させて、先端を下向きにしリムに
  引っ掛けて、、、を繰り返して行うが、最後はレバーを回せなくなってくる。
  でも最後はレバーを無理して回さなくてもそのまま上に持ち上げれば入ってくれる)

はめ込みは20分程度で終了。


いよいよ最難関と思われるビード上げです。
このように、フット式ポンプで入れていきます。
そもそもチューブもない、ただホイールにタイヤはめただけなのに
空気が入るんかい?タイヤとホイールの隙間からただむなしく空気が抜けるだけでは?
と危惧していたが、意外や意外、すんなり入っていきました。


で、うわさに聞くビードが上がった瞬間。本当に想像以上の音がするんですね。
思わずびくっとなりました。ホイールの両側で計2回鳴ります。
「パンっ!パンっ!」って。近くを歩いている人も振り返るぐらいの音です。
今回、フロントは2.2kpaぐらいで上がりました。

その後、エアゲージできちんと規定値の2.25kpaまで入れて、フロント組み上げ。

やっと前が終わりました。11:00から始めてすでに14:00。
最近体力筋力とも低下が顕著の上、例によっていらん作業が多発、力業も多かったためもうへとへとです。
リヤは別の日にしようかと弱音を吐きつつも、コーヒー飲んで一服して、気合を入れなおして
今日中に片づけることに。


リヤタイヤを外します。リヤのジャッキアップ、必殺鋼製束!のはずでしたが
リヤをうまいこと上げる部分にどうやってもフィットできず却下。
いつもの木材1本足打法です(笑)。書いてて思い出しましたが本当はスイングアームの
左右に1個ずつ鋼製束をはめて浮かすはずだったんです。そうすれば最後の組み込みも
楽ちんだったはず。あ~やっぱり頭も回ってなかったんですなあ。

しかしリヤは念のためキャリパーを外したのは正解でした。


空気を抜いて、ノータッチを塗布ししばし待ちます。


旧タイヤを外し終わりました。20分で外せました。


やっぱり内側リム淵に傷がつきます。
リム内側を念入りに拭いてきれいにします。


新タイヤをドライブ方向に注意し、一応ポッチマークがある部分をエアバルブに合わせて
組み込みます。20分で終了しました。


ビード上げ。リヤは結構しんどかったです。
空気の入れ始めむなしく空気漏れの音。。。
やっぱりこうなるよなぁ、フロントの時は運が良かったのか。。。
脳裏にガソリンスタンド行きがよぎります。すでに体力限界、思考もストップしており
あ~どうしよう、スタンド行くの面倒臭いしなあ、とフットポンブをだらだらと
踏み込み続けていたら、あら不思議、空気漏れが収まってきました。
あれ?と思いながらしつこく踏み続けていたら空気漏れが完全におさまりました。
こんなもんなのでしょうか?
ま、良かった良かったと思いつつポンプを踏み続けます。
覚悟していたとはいえ、フロントの時の2.2kpaを超えてもビードが上がりません。
さらに踏み続け、3.0kpa頃でやっと片側のビードが上がりました。
フロントは立て続けに上がりましたが、リアはまだ片側だけです。
ある情報筋によれば、4.0kpaを超えて入れると破裂の恐れ。。。とのことだったので
「あ~、どうしよう」と思いつつ、3.8kpaぐらいまでやってダメなら、一度空気を抜いて
またやり直すか。。などと踏み込み続けたところ、3.75kpaぐらいで無事最後のビードが
上がりました。いや~よかったです上がって。そろそろタイヤもそうですが
ポンプも安物なので大丈夫か不安だったので。

それにしてもビードが上がるときの音はやっぱりすごい音でビクつきます。
「うわっ」っとなります。。

規定値の2.50kpaまで抜いて、リヤ組付け。


無事終了しました。
もちろん、水平でない状態の車体に一人でリヤをはめ込む作業は、いつも通り困難を極め
最後の体力をここで使い切ったことは言うまでもありません。
(やっぱり鋼製束でスイングアーム両側を上げるべきでした。。。)
全行程終了16:30。5時間半以上かかりましたとさ。


ま、これで所持しているすべてのバイクのタイヤ交換時は、心置きなくネットで
安いタイヤを選択できるようになりました。
めでたしめでたし!


※ビードクリーム代わりにノータッチを使用する件について私感
ノータッチの缶の注意書きに「二輪車には絶対に使わないでください」と
書いてあります。滑って危険だからです。
だいぶ前に、注意書きをよく見ないでタイヤをきれいにするという本来の目的で
ノータッチをバイクに使ったことがありますが
そりゃもう、ダート走ってるのかってぐらい滑ります。
だってオイル入ってますから。ビードクリームよりタイヤの脱着が楽なぐらいですから。
なので、なるべく路面と接地する部分にはかからないように注意して作業する必要があります。
でも作業中に垂れてきます。今回も前輪なんかつるつるピカピカです。
よって乗車前には、中性洗剤でごしごし洗い流す必要があります。
それ以外の、タイヤやホイールへの影響は特にないと思っています。
だってタイヤの保護艶出し剤ですからね。

というわけで、
バイクタイヤの脱着にビードクリーム代わりにノータッチを使うは有り◎。
ただしなるべく不要な部分にはかからないように注意して作業し、
作業終了後は、タイヤをよく洗浄してから乗車すべし!ってことで。


あ~、疲れた。次はオイル交換とエンジンオイルカバーの交換かな。。。

費用
F:ダンロップ D609 120/70ZR17 M/C (58W) ¥3,788
R:ブリヂストン BATTLE WING BW-502 160/60ZR17 M/C (69W)  ¥9,395
デイトナリムプロテクター ¥743(ポイントで買ったので無料)
鋼製束 ¥430x2=¥860
ノータッチ 手元にあったので無料
廃タイヤ代 ¥324x2=¥648
・・・・・合計¥14,691

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タイヤ交換後チェック HOME イブに「なんちゃらかんちゃらカランチャ」がやって来た!
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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