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Kawasaki ZEPHRY1100-A1 などで戯れております。
〇11月29日 その3

さて、いよいよ本日完成してしまうわけです。
なので余裕ぶっこいて



クリア塗装もしてやりました(笑)。
クリア塗装が乾くまでの間、もっといろいろやっちゃえってことで



以前購入しておいたマフラークランプを



錆止め>メッキ>クリアとご丁寧に仕上げ



交換します。



プランジャをもう一回外して、もともと付いていたものと先っちょを比較して「ほう、同じだ」
などと時間を潰し。。。



いよいよ本丸、組付け作業開始。



「ふ、2度目だから慣れてきたわ」と言いたいところだったけどやっぱりこの組み込み作業
大変だわ。。。。



新プランジャもいい感じ。

余裕ぶっこいていたらなんと、時間切れになっちまった。

ま、楽しみは次に取っておくとしよう。




〇12月1日 その4

さていよいよ本日こそは完成するはず。

今日も今日とて余裕かまします。



これもずいぶん前に仕入れていたZX-12R用だったかな?のリアマスターシリンダカバー。



こうだったのを



こうしてみた。厚みが出た分、ボルトの長さが足りず1本手持ちのもので代用。
ちょっとカッコ悪い。そのうちちゃんとしたのに替えよう、そうしよう。



ここも気になってたんで



錆落としてワッシャーをステンに替えてやった。



いい感じ。当然後ろ側の2本のビスも同様に処理してやった。

さて、いよいよ先日中途半端だったキャブの配線やらなんやらをしっかり完了し
タンクも載せていざ。。。。

悪夢再び。。。。
ガソリン駄々洩れです。。。。
やっぱりPRIにするとフロート室のオーバーフローパイプからドバドバと漏れてくる。。。

気を取り直して何度かPRI、ONを繰り返すも変わらず。

タンクのガソリンが満タンに近かったので、リザーブになるくらいまで抜いて再チャレンジ。

少しマシになった?
でも相変わらず漏れてくる。。。。

ちなみに途中何度かエンジンかけたが普通にかかる。
アイドリングもちゃんとする。

でもさすがにドバドバ漏れてきてるのでこれ以上は危険か。。。。


あぁもう勘弁してくれぇ~




〇12月6日 その5

あれから頭のなかはキャブのことでいっぱい。
鼻の奥の方はガソリン臭さがずっと残ってる感じ。。。。

マニュアルを何度も見返したり、Google先生に何度も問い合わせたりを繰り返し。。。

出した結論。



きっとこいつに違いない。
といわけでガソリンコック交換。

あ~なんだか予定外の出費が多すぎるぞ。
でも背に腹は代えられない。ガソリン駄々洩れが治らなければシェルパはただのガラクタ。



購入時にパッキンなどは交換しておいたが、負圧を制御する肝心のダイヤフラムのようなものは
部品ででておらず交換していない。
もしかするとそれが破れてガソリンが流れ続けているのではないか?
キャブへつながるチューブを抜いてON状態でガソリンがぽたぽた漏れていたので
そういう予想を立てたのだが。。。。

今度こそきっとうまくいく。。。
そう信じて、、、、また余裕ぶっこきました(笑)。

まずは、新プランジャが大丈夫そうなので



こいつを撤去。ハンドル周りがすっきりした。



マフラーフランジを止めるこのナット。錆びすぎ。。。



サンドかけて



錆止め&クリア塗装。



いい感じじゃない?



この間仕上げておいたこちらも装着。
ちなみに、エンジンがわのマフラー外したついでに



普段手が入らない部分もしっかりお掃除。



ガソリンコックも交換していざ。。。

同じで~す。ガソリン漏れま~す。

そんじゃぁ



こいつも交換だっ!
フロートチャンバー下のドレンスクリューも新品に。

おんなじで~す。ガソリン漏れま~す。


こりゃいよいよキャブ持ち込みでバイク屋か?






〇12月8日 完成!

もうね、脳みそまでガソリン臭い感じです。
昨今の異臭騒ぎもあるのであんまり長い間放置もできまいて。



寒さも増してきてしまったしって、ドレンホースの下からポタポタとガソリンが漏れてたらしく
気持ち悪い感じでガソリンの花が。。。

今日の作業でダメだったらバイク屋に持ち込む覚悟です。



キャブを組み込まずにガソリン漏れを確認するためこのような装置を作成。



これをキャブとつないで、上からガソリンを流し込みます。



折角なので、一連の作業でやっていないことを。
フロートのチェック。写真だとわかりにくいけどちゃんと浮いてる。



油面チェック。
※写真だと5mm近くになっているけど、後々マニュアル通りであることを確認。

写真撮り忘れたけどフロート高さチェック。

フロート室開けたり閉じたり、フロートバルブの動きも何度もチェックし。。。

この作業中もガソリンを流し込むと、フロート室下のドレンホースからガソリン駄々洩れ。
そのまま流し続けたらさらに上のホースからもガソリンが。。。。

原因がさっぱりわからない。。。

ガソリンコックは交換した。というか今はそもそもガソリンタンクと繋がってさえいない。
フロートバルブも何度もチェックした。
何か異物を噛んでいるのかと何度もチェックした。
フロートもちゃんと浮いているし、バルブもちゃんと動作しているはず。
なのになんで漏れる?何かがおかしい。。。。何とも言えぬ違和感が。。。

そもそもフロートバルブが上がっているならガソリンが漏れるはずはないんじゃ?
でも待てよ?あの構造でバルブが上がってガソリンが止まるということは。。。。

あ~~~~~っ!

私のバラしたキャブは完ぺきに出来上がっていました。
もちろんガソリンコックも関係ありません。

悪かったのは。。。。
ガソリンを注ぎ込む入り口。。。



これねこれ↑。(証拠写真)

つまり、ガソリンタンクとキャブをつなぐチューブの接続を間違えていたのです。
本来の場所ではなく、エアーの通り道?負圧の抜け道?のためのパイプから
ガソリンを注ぎ込んでいたのです。



ちゃんちゃんです。
馬鹿ですねぇ~。
たったそれだけのために半月近くも悩んでしまいました。

試験状態で正しい位置から注油したら、ガソリン漏れは起こりませんでした。
そして油面も規定値内にばっちり収まりました。

私は大きくため息をついて、電子タバコを一服して空を見上げましたとさ。。。

車体にキャブを組み上げて、エンジン始動!
詰まっていたスローが直ったので、アイドリング調整スクリューもすごい量戻すことに。
オーバーホール前はアイドリングがスキップするような感じで一定でなかったのも解消。
セル一発で始動し吹け上りも軽やかに。

思えば最初の組み上げの夜、1本のチューブの配線を間違えなければこんなことには。。。。

いらぬ出費もあったけど、まあこの際それも良かったということで。




勉強になりました。




・YAMAHAセロー用 プランジャスターター ¥4,488
・フロートバルブ ¥2,288
・ドレンスクリュー ¥220
・ガソリンコックアッシ ¥5,445
・フロートチャンバパッキン ¥759
・キャブ用ピンクリーナー ¥813

以前仕入れていたもの
・マスターシリンダガード ¥1,319
・内径変更カラー ¥428
・マフラージョイントクランプ ¥426


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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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