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Kawasaki ZEPHRY1100-A1 などで戯れております。
いやね、本当はやりたく無かったんだけどやっぱMチ氏のシェルパより
始動性が悪いとか「トルクが無いよね」とか言われちゃうとさ、
なんか気に食わないじゃないですか?

で、3連休の最終日。
「一日かければ終わるでしょ?」という甘い見積もりで作業スタート。
本日の対象物↓。単気筒だから簡単でしょ、、、というわけには行かなかったのだが。。。




まずは、シート、サイドカバー、タンクを外します。
だいたいの手順はグーグル先生にあらかじめ教えてもらってるのでまだまだ余裕です。






戻すときに参考になるように、いろんな角度からの写真を撮っておく念の入れよう。
余裕綽々です。



アクセルワイヤーx2本とその上にあるチョークワイヤーを外す。
(実はこの時点ですでに結構な時間を費やしてしまった。
キャブ外すのなんてゼファー以来なので、ワイヤーの緩め方から躓く。
なかなか外れずイライラ度1に。ちょっと焦りだします。)



チョークワイヤーはプラスチックのナットでキャブ本体に締め込んである。
これがレンチも入らん場所のため外すのに難儀する。イライラ度2に。
余裕既に無し。。。



本当はこの先にもう一つプランジャ(?)という部品があるのだが、この時点ではキャブ本体側に
残っていたため、キャブを車体から外した時に落こって来て焦ったのは秘密。



アイドリング調整スクリューもキャブから伸びているので、この部分もナットを緩めて
外さねばならない。「糞面倒くせぇ~」イライラ度3。



オーバーフローしたときにガソリンが出てくるホースも外す。

 

キャブヒーターと思わわれる何かしらの電気コードも外す。(ドライバーで指しているやつ)
これもなかなか手が入らず外すのに難儀。「なんだよこのキャブっ!」イライラ度4。



インシュレーターとキャブを締めこんでいるクランプをエンジン側、エアクリーナー側とも
目いっぱい緩める。



エアクリーナー側をひねってキャブを車体右側に出す。




キャブがインシュレーターから外れたら、キャブ最下部にあるアースと思われる電線を外す。ここまで外さないと、プラスねじで止まっているこのケーブル外れない。
「ふざけんなよっ!まったくなんちゅうキャブだっ!」イライラ度 5=MAX!



無事、外れた。。。

と、こうやって書くとなんだか簡単そうだけど(そうでもないか?)、カワサキのサービスマニュアルあるあるで
細かいところまで全然書いてない。例えば
「アクセルワイヤーを緩める、クランプを緩める、キャブ後方をひねるように外す」
って感じで書いてあるだけ。
シェルパは初期型から7型(?)まであるんだが途中でキャブにヒーター着いたりしたもんで
電気系のコードがキャブに刺さってるなんてのは、マニュアル最終部分に補足で
キャブの図が載ってるだけでヒーター付きのキャブは外し方、付け方の手順すらない。。。

「何だこれ?」「あれ、これも外さなきゃ。。。」と何度も手を止めてはサービスマニュアル
見たり、頭をひねったりで作業が遅々として進まず。
この時点で、やっぱ外さなきゃよかったとか、元に戻せるのか?とかいろいろと後悔してたり
してなかったり。。。。。



とりあえず、イライラ度といろんな不安(今日中に元に戻せるのか?などなど)が
マックス状態なので、いったんコーヒーブレーク。
開始当初は天気も良く、こんな感じにお店広げて作業していたんだけど
昼過ぎからだんだん風が出てきて寒くなってきた。
この天候がまたイライラ度を刺激します。

なんだかんだ作業開始からキャブ外すまでで2時間ぐらいかかっちまった。



キャブを外したらやっぱり一応撮っておくエンジン側。
う~ん、なんか汚いし。。。



エアクリーナー側。すすけてる感じ。。。これでいいのか?

ま、あんまり気にしてもしょうがないので(本当か?)肝心のキャブのほうを。



あ、汚い。



ダイヤフラム外したら、、、こ、これは汚い。



フロート室側も。。。。
メインジェットの頭錆びてるけど。。。



段付きがあるかどうか、、、小さくて見えない。。。



フロートバルブ、、、汚すぎ。。。
これは交換しなきゃレベルだなぁ~。




とりあえず、パーツクリーナーでお掃除。
ちょっと予想よりキャブ内部が汚かったので呆然としつつ作業します。
だって、交換部品とか何にも注文してなかったし、予定は「開けて掃除して閉める」だけ
だったんですよ。



とにかく開けちゃったのでこびりついた汚れは、あらゆる手段を使って(マイナスドライバーで細心の注意を払ってこそいだりね)できる限り除去。



そうこうしているうちに、いよいよ寒くなってきて暗くなってきて。。。
あ~、いつもの感じだ。
掃除も想像以上に時間がかかり、想像以上のキャブの汚さや部品注文してない自分の甘さ、
残り作業時間の短さなどでイライラ度、再度MAX!しかも寒さで集中力も無くなってきた。

本当はもっと細かく手を入れたかった(だいたい、本来の目的がスローの詰まりが
ないかどうかの確認と掃除だけ)のだが、穴という穴にパーツクリーナーぶち込んで
「もういいやっ」と、とっとと組んでしまった。

ちょうど組み終わったあたりでMチ氏登場(最近ほぼ毎回登場する)。
ちょっと手伝ってもらったりして(例によっていろいろうんちく垂れてたが。。。)
車体へ戻す作業開始。

いやこれが、想像以上に手こずった。
単気筒のくせに、作業スペース無さ過ぎっ!
いろんなケーブルやらチューブやら、キャブから生え過ぎっ!
そのせいで取り付け途中にやること多すぎっ!

ひぃ~ひぃ~言ったり、ふざけんなっ!このっ!とか言ったりしながら
やっと車体へ戻した時には、すっかり日が落ちて照明なしでは作業不可の状態に。



先日買っておいたこれ↑が大いに役立った。

・Coquimbo LED作業灯 COBライト ¥1,499

Mチ氏からも100均のライトを借りて作業してたんだが、もはや最初の余裕綽々時に
撮っていた元の状態の写真など確認する余裕もなく。
途中で辞めて次回持越しにしようかと思ったが、バラバラのままシェルパをほぼ1週間放置する
のにも、くたくたの身で歩いて家に帰るのも憚られたので、最後の力を振り絞ってMチ氏が帰った後も一人黙々と頑張った。。。。のだが。。。

タンク戻してチューブ類も繋いでさぁエンジンかけるぞとガソリンコックをPRIにした途端、
じょぼぼぼぼぉぉぉってガソリンがキャブからダダ洩れ(゚Д゚;)。
フロートバルブの組み間違え?やっぱ部品交換必須?

何にしろ、本日の作業はこれにて終了~~(泣)。
最悪のバッドエンドです。(笑)

結局バラバラのままのシェルパちゃんを残して、傷心のうちに徒歩にて自宅へ帰りましたとさ。
ちゃんちゃん。

あ~やだやだ。これだからキャブバラすのやなんだよなぁ~。

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photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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